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原因不明の体重減少がある方へ

意識的なダイエットや運動をしていないのに体重が減ってきた。そんな時は、何らかの病気が背景に隠れているかもしれません。消化器の病気が原因となるケースが多く、胃や大腸のがん、慢性的な炎症などは体重の変化として現れやすい疾患です。
糖尿病や甲状腺の病気、心の不調など、消化器以外の臓器の問題が関わることもあります。原因の幅が広い症状だからこそ、体からのお知らせを軽く見過ごさず、早めに正体を確かめておきましょう。
こんな症状はありませんか?
- 食事量は変わっていないのに体重が減ってきた
- ベルトの穴が以前より内側になった
- 顔つきが変わったと周囲から言われた
- 食欲が落ちて食べる量も減っている
- 食べているのに体重が減る
- 体重とともに体力も落ちている感じがする
- 40歳を過ぎてから胃カメラや大腸カメラを受けたことがない
- ご家族にがんの既往がある
体重の変化は、ご自身では気づきにくいこともあります。家族や知人から「痩せたんじゃない?」と言われた経験がある方は、特に注意して振り返ってみましょう。
こんな方は早めの受診を
- 理由なく半年で体重が5%(1年で10%)以上減っている
- 食欲不振や強い疲労感を伴っている
- 胃痛、胸やけ、胃もたれといった消化器の症状を伴う
- 便通の変化(便秘、下痢、血便)を伴う
- 健診で貧血を指摘されている
神戸市須磨区の小野クリニックでは、内視鏡専門医が胃カメラ検査と大腸カメラ検査を担当しています。原因のはっきりしない体重減少の原因には悪性腫瘍(がん)も考えられますので、上記の症状がある時はなるべく早く当院へご相談ください。
考えられる原因
胃がん
進行すると食欲低下や消化吸収の悪化を招き、体重減少が現れます。早期では症状に乏しいため、定期的な胃カメラ検査が早期発見の鍵です。
大腸がん
大腸の通り道が狭くなることによる食欲低下や、消化吸収の障害などで体重が減少します。便通の変化や血便を伴うことが多く、症状の組み合わせから疑われるケースが多い病気です。
食道がん
食道の通り道が狭くなることで、食事量が自然と減って体重が落ちていきます。飲み込みにくさやつかえ感を伴うことが特徴です。
慢性胃炎・胃潰瘍
長く続く胃の炎症や潰瘍によって、食欲が落ちて体重減少につながることがあります。ピロリ菌感染が背景となっているケースも少なくありません。
潰瘍性大腸炎
腸の慢性的な炎症が栄養の吸収を妨げ、下痢や腹痛とともに体重が減っていきます。指定難病として知られている病気です。
糖尿病
血糖値のコントロールが乱れることで体重が減ることがあります。のどの渇きや頻尿、疲労感を伴う場合は、糖尿病の可能性も視野に入れる必要があります。
甲状腺機能亢進症
甲状腺ホルモンの分泌が過剰になることで、代謝が活発になりすぎて体重が減ります。動悸、汗のかきやすさ、手の震えなどを伴うことがあります。
うつ病、ストレス
精神的な不調が食欲低下や生活習慣の変化を引き起こし、体重減少として現れることがあります。気分の落ち込みや睡眠の質の変化を伴う場合は、心の状態にも目を向ける必要があります。
吸収不良症候群
消化・吸収の働きが低下して、食べたものの栄養がうまく吸収されなくなる病気の総称です。栄養が不足することで体重減少が起こることがあります。腸の切除による吸収面積の低下、膵臓・胆嚢の病気による消化液の分泌異常などが主な原因です。
放置しないでほしい理由
思わぬ病気が隠れている可能性
原因のはっきりしない体重減少は、消化器のがんをはじめとする重大な病気のサインとして現れることがあります。「忙しかったから」「年のせいで食が細くなった」と片付けてしまうと、その裏に潜む病気を見落とすことになりかねません。体重は数字として可視化される変化です。せっかく気づいたサインを、見過ごしてしまわないでください。
症状の裏に潜む病気の発見
体重減少をきっかけに胃カメラや大腸カメラを受けて、初めて早期のがんが見つかったというケースは決して珍しくありません。胃がんも大腸がんも、早期で見つかれば内視鏡治療のみで対応できる場合があります。
進行してから受診された場合は、外科手術や複数の治療を組み合わせる必要が出てきます。体からのサインを見逃さず、早めに原因を確かめることがご自身の将来を守る鍵となります。
当院での対応
問診からの検査計画
体重減少の原因を探るには、生活背景を含めた丁寧な聞き取りと、それを踏まえた検査計画が大切な手がかりとなります。減少のペース、お食事の状況、消化器症状の有無、その他の体調の変化などを伺った上で、胃カメラ検査や大腸カメラ検査の必要性を判断します。
検査結果に応じた対応のご提案
検査でわかった内容に応じて、見つかった病気に合わせた治療を組み立ててご提案します。ポリープが見つかった場合は検査の場で切除することもできます。消化器以外の病気が疑われる場合は、それぞれの専門医療機関へとおつなぎいたします。
連携医療機関への橋渡しと経過観察
進行したがんなど、当院の体制では治療しきれないケースについては、新須磨病院や神戸大学医学部附属病院といった提携医療機関へとおつなぎして、より専門的な治療を受けていただきます。ご紹介先での治療を終えられた後は、当院にて引き続き経過観察を担当させていただきますのでご安心ください。
