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バリウムで異常を指摘された方へ

健診や人間ドックでバリウム検査を受けた後、結果通知に「要精密検査」「異常あり」と書かれて不安を抱えていらっしゃる方もおられるのではないでしょうか?バリウム検査はあくまでスクリーニング(選別)が目的のため、異常を指摘されたからといって、必ずしも重い病気を意味するわけではありません。
ただし、指摘を受けたら、精密検査を受けることが大切です。バリウム検査では病気の確定診断が難しいため、実際に何が起きているのかを正確に把握するには、胃カメラ検査が必要となります。
バリウム検査でわかること
バリウム検査は、白い造影剤を飲んだ後にX線で撮影することで、食道、胃、十二指腸の形やシルエットを確認する検査です。これにより胃粘膜の凹凸や、形の変化から異常の有無を推測することができます。
バリウム検査の限界
簡単に言えば「X線で外側から胃を見る検査」であり、直接粘膜を観察する検査ではありません。そのため、形の変化として現れる異常は捉えられますが、粘膜の色調変化やごく初期の病変は写りにくいという限界があります。
胃カメラ検査との違い
バリウム検査は形の変化から病変の有無を確認する検査ですが、胃カメラ検査は粘膜の様子を目で見て確かめる検査です。この違いは診断の精度に大きく関わります。
胃カメラ検査(胃内視鏡検査)では、食道・胃・十二指腸の粘膜の色合い、わずかな凹凸、表面の状態まで細かく確認することができます。ピロリ菌感染の有無も同じ検査の中で調べられるため、症状の根本にある原因まで踏み込んで把握できます。
なお、気になる病変が見つかった場合には、その場で組織の一部を採取し、病理検査で性質を確定させることも可能です。これはバリウム検査にはできません。
精密検査を受けないとどうなる?
病気を見落とすリスク
バリウム検査で指摘された所見の中には、実際に治療や経過観察が必要な病気が含まれていることがあります。「ポリープの疑い」や「胃炎の所見」を指摘されていても、その内容が良性の変化なのか、がんに進む可能性のあるものなのかは、バリウム検査だけでは判断できません。
指摘を受けたまま放置してしまうと、本来であれば早期に対応できた病気を見過ごすことになりかねません。精密検査として胃カメラ検査を受けることで、所見の正体をはっきりさせることが大切です。
早期発見の機会を逃さない
バリウム検査で異常が指摘されたタイミングは、病気が見つかった場合でも早期である可能性が高いです。健診をきっかけに胃カメラ検査へ進んだ結果、ごく早期の胃がんが見つかり、内視鏡治療で対応できた方もおられます。
指摘から検査までの期間が短いほど、選べる対応の幅は広がります。健診結果を手にした時こそ、行動に移すタイミングです。
バリウム検査の異常を指摘されたら
神戸市須磨区の小野クリニックでは、健診や人間ドックでバリウム検査の異常を指摘された方への精密検査として、胃カメラ検査を実施しています。健診結果の用紙をご持参いただければ、指摘された所見を確認した上で、検査の進め方をご案内いたします。
当院の胃カメラ検査は、経験豊富な内視鏡専門医が担当します。鎮静剤を使った検査にも対応していますので、ご希望の方は併せてご相談ください。
